頭部の頭痛、背中

以下が、治療前　治療１ヵ月後の写真です。

治療前、全身に湿疹が認められます。

治療開始１ヶ月後

ホルモン疾患の治療

ミニチュアダックスのハッピーちゃんです。

重度の肥満と睡眠時の呼吸困難で来院しました。

体重は、なんと１１．３Kgとかなりのウェイトオーバーでした。また、寝ようとすると無呼吸になり飼い主さんが慌てて揺すると呼吸をする状態でした。

診察では、腹部が腫れて皮膚が薄くなり、顔面が、やや悲しげな顔をしています。

そこで、血液検査、レントゲン、心電図、尿検査、肝臓エコー、心臓エコーを実施しました。

うつ病fibral筋肉痛

まず、血液検査では、副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能低下症、肝腫（脂肪肝の可能性あり）

咽頭狭窄・麻痺（喉の奥で、気管と食道の入り口があるところです。空気の吸い込みを調整しているところが、やや狭くなり、動きが鈍くなっています。）

心臓拡大（体重の増加に伴うもの）以上が、検査結果となります。

総合判断いたしますと、

副腎皮質機能亢進症

副腎皮質機能亢進症に伴う甲状腺機能低下症

副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能低下症に伴う体重増加、脂肪肝

甲状腺機能低下症に、伴う咽頭麻痺（甲状腺機能低下症は、末梢神経に異常を来たします。）

以上よりホルモン疾患が疑われます。、ホルモン検査を実施してからのホルモン剤投与が、望ましいのですが、症状が緊迫しているのと飼い主さんの希望により、投薬を先行して行いました。

脇腹の痛み右上と左腹部痛

投薬内容は、以下の内容になります。

副腎皮質ホルモンの合成量を減らす薬、甲状腺ホルモン、心臓薬、肝臓薬、ビタミンＥ、ビタミンＢ群、咽頭麻痺治療薬、胃腸薬、抗生剤

また、症状が落ち着いた時に、ホルモン検査を実施し、ホルモン失調が確認されました。

現在は、睡眠時の呼吸困難は、回数、症状も軽度になり、体重は、7.95Kgに減少しました。

以下が、その写真です。

左が、体重11.3kg

左は、体重7.95Kg やや腰にくびれが、出来ています。白い服は、胸に出来た床ずれを改善する　さらし　より製作した服です。